「職種図鑑」とは…
若手社会人の転職、大学生の就活の入り口となるよう、様々な職業の方にインタビューを行います!
第二弾は、現役の学習塾講師・webライターの「明東碧吾さん」が、学習塾講師のやりがいや仕事内容について答えてくれました!

自己紹介をお願いします!

新卒で成長中の学習塾に就職しました明東碧吾です。
現在は学習塾に勤めながら、webライターとしてさまざまな記事を書いています。

あなたの職業は?

主に小中学生を指導する学習塾の講師です。
文系科目を専門に指導しております。
はじめに着任した教室では理系の授業も任されることもあったため、中学生までの主要五教科を指導できるオールラウンダー講師になってしまいました。

主な仕事内容は?

やはり、学習塾の講師といえば授業がメインの仕事になりますし、授業が欠かせない仕事になります。
授業以外には生徒の質問対応、進路や相談に乗る生徒面談、保護者の方と生徒の様子や成績などを話す保護者懇談などが塾講師としての大きな仕事です。

その他にはテスト作成や生徒の成績管理など教務と呼ばれる仕事を行っていきます。
授業は自分で作り上げていくため、必要になるプリントの作成なども日々の仕事で行うものです。

やりがいは?

一番は生徒が「できた!」「いい点数が取れた!」とテスト後に言ってくれたり、担当している教科が苦手な生徒が「わかった!」と言ってくれたときです。
生徒が自分の授業で理解してくれて、成績が上がったことが自分のおかげと言ってもらえるときはとても嬉しいです。

そして、学習塾として生徒が志望校に合格したときは生徒ともに喜びを分かち合えます。
受験に向けて必死に勉強した生徒が合格を勝ち取り、喜んでいる姿を見ると感慨深いです。

また、生徒が大人になって再び訪れてくれたときに、「先生が教えてくれたから、今があります。」と言われるとやっててよかったなと思います。
教えた子どもたちの人生に自分が影響を与えられるのは学習塾講師として大きなモチベーションです。

つらいことは?

授業をわかりやすくするために教材研究や予習を行いながらも他の仕事も同時並行に進めなければなりません。
また、授業時間が決まっているため、限られた中での作業が多いです。はじめは時間管理が難しく、苦戦しました。

しかし、一番つらいことは教えていた生徒が退塾することです。
理由はさまざまではありますが、今まで見ていた生徒が次の日から来なくなるときが一番つらいことになります。
学校とは違い、目の前にいる生徒が退塾しないように満足してもらえる授業を展開しています。

また、受験に不合格になってしまった生徒が報告に来てくれたときもつらいことです。
毎年、受験の日がきますが、一年で一番胃が痛くなる日でもあります。
生徒たちの希望を叶えられるようにすることが塾講師としての使命になります。

就活生・若手社会人に一言お願いします!

塾講師は生徒たちと感情を分かち合う仕事だと思います。
楽しいことだけでなく、悲しいこともあります。しかし、生徒たちと心通わせて授業を行った分、やりがいや楽しさも増えていきます。
この仕事を通して、人に影響を与えられる人になれたのは嬉しいことだと感じています。
皆さんも仕事を通して、こんな人間になりたいという希望を叶えてみてください。

★明東碧吾さん
 学習塾講師・webライター
・note:https://note.com/hekigo03250515
・Twitter:@hekigo1525