こんにちは!管理人の工藤です。

前回、前々回に続き「沖縄」の話題です。

とりあえず、沖縄の話題は今回で最後になります。

私がUdemy講座作成のお手伝いをしている会社「WonderZero」の社長、渡辺拓さんは2021年に沖縄に移住しました。

▼詳しくは拓さんのブログを見てくださいね!
沖縄に移住します。 | ゼロから始める自己表現 〜理想の世界は自分で創る〜 (ameblo.jp)

そんな沖縄で、今何が起こっているのか、私たちは何ができるのか…、

少し考えてみました。

▼第1回「沖縄の大学事情」
【沖縄】大学事情と若者の流出…私たちは何ができるか?【WonderZero】

▼第2回「沖縄の有効求人倍率と完全失業率」
【沖縄】有効求人倍率最下位の0.80倍…観光業は支えられるのか【WonderZero】

沖縄の経済構造の問題点

内閣府 沖縄総合事務局 – 沖縄県経済の概況(令和3年10月)(PDF形式) (ogb.go.jp)
Ⅰ概要 3産業構造 より引用

内閣府沖縄総合事務局様の資料より引用させていただいた通り、沖縄県は、製造業の割合が全国の20.7%に比べて4.3%と極端に低く、第3次産業割合が81.3%と高いことが分かります。

これは、個人的にはすごく意外な結果でした。

沖縄は、郷土料理や酒造・衣服など観光業と製造を結びつかせているイメージがあったので、経済に占める割合はもっと高いと思っていました。

ある意味で言うと、強い武器があるのに、「お金儲けベタ」というか「売りベタ」なのかもしれませんね。

県民所得の実態

内閣府 沖縄総合事務局 – 沖縄県経済の概況(令和3年10月)(PDF形式) (ogb.go.jp)
Ⅰ概要 2県民所得 より引用

上記の通り、沖縄は県民総所得に占める政府財政依存度が極めて高い値です。

平成30年度で見ても、全国平均の24.2%に対し、沖縄は36.9%となっています。

豊かな自然というアドバンテージがある一方で、金銭面に関しては、厳しい戦いとなっています。

さらに、同じ資料から所得格差を見ていくと…

全国の一人当たりの所得を100とした場合、沖縄県一人当たりの所得は75.1となっています。

金額だと、全国が318.2万円に対し、239.1万円。

金額に直すと、かなり大きな差になっていることが分かります。

第1回の記事にも書いた通り、沖縄の大学事情は非常に苦しく、学力の高い学生は県外に出ざるを得ない状況があります。

優秀な人材が流出している以上、所得を増やしていくことは、至難の業と言えそうです…。

まとめ:私たちにできること

一人一人の生き方を語る上で、お金は幸せの必須条件ではありません。

しかし、国や県など、大きな単位で見た場合にある程度の経済的余裕は幸福につながります。

沖縄の現状を見ると、様々な面で負のスパイラルに陥っているように見えるのです。

WonderZeroの社長、拓さんは「日本の一つの縮図が沖縄にあるような気がする」「沖縄を助けることで、日本を助けることにつながる」と話しています。

沖縄に移住した彼は、沖縄に対しての問題に気付き、解決に向けて動き出しています。

では、私たちにできることは何でしょうか?

それは結局、目の前の問題を解決することなのだと思います。

私はUdemyというものを通じて「大人の学習機会の増加」ができれば、多くの人の人生を豊かにできる可能性があると考えているので、このサイトで発信をしています。

例えば、私のUdemy講座を見た誰かがちょっとしたヒントを得て、人生のプラスになれば、その人の給料がほんの少し上がって、何かの商品がちょっと売れる。

景気変動も、そうしたことちょっとのプラスがバタフライエフェクト的なことの繰り返しで、大きな効果となって現れるものだと信じています。

だからこそ、誰かの行動のきっかけ【※このサイトでは「ゼロステップ」と定義しています!】につながる行動や発信をしていければと思います。

さて、今回までの沖縄シリーズ全3回はいかがだったでしょうか。

今後も、気になる話題があれば、取り上げていきます。

それでは、また!

▼前々回の記事
【沖縄】大学事情と若者の流出…私たちは何ができるか?

▼前回の記事
【沖縄】有効求人倍率最下位の0.80倍…観光業は支えられるのか