今回は「イノウエ」さんの【ゼロステップ】を紹介!
新卒でメーカーの事務職に就職。
イライラする上司…。課題解決のために取り組んだ事とは何か。
ご紹介します!

私は短大卒業後、新卒入社したメーカーで事務職として働きました。
今回は入社半年後に起きた試練をご紹介します。

配属された部署の業務は、先輩社員と2人で全国の営業所対応をすることでした。
入社3ヶ月で製品知識とシステムの使い方を習いましたが、たった3ヶ月で4万点以上ある製品の知識は身につかないですし、複雑なシステムを使いこなすには時間が必要です。
そのため、入社5ヶ月まで先輩社員に都度チェックしてもらいながら作業をしていました。

突然先輩社員が産休!3つの大きな壁が立ちはだかる

入社5カ月目に教育係の先輩が産休に入ると知らされ、入社6か月目には製品知識が不十分な新入社員の私が、1人で全国の営業所対応をすることになりました。

上司はおりましたが実務は引き継いでおらず「困ったときに聞いてね」と言われる程度。

困ったときに聞いてね、と言われても30分に1回のペースで分からないことが出てくるため、何度も聞きに行かなければなりません。

私の報告・連絡・相談は一連の出来事を説明しただけで、報連相になっていませんでした。

そのため次第に上司はイライラしていきます。

イライラした上司の姿を見て、
「入社半年で全営業所の対応をさせるなんて鬼だな!」
「分からないことが分からないのに……。」と、
こちらもフラストレーションがたまったり、弱気になったりしました。

自分の課題を見つけて解決することに注力!

しかし、このままではいつまで経っても一人立ちできません。
本当は逃げ出したかったのですが、逃げ出すと業務をする人が居なくなるため逃げられませんでした。
そのため、自分自身の課題を見つけて解決していくことに決めました。

私の課題は、
・自分から質問しないと周りは助けてくれないので質問する
・自己判断で処理して間違うと多大な迷惑と損害があるため勝手にしない
・報告/連絡/相談のどれになるのか考えてから質問する
この3つです。

1つ目の課題は質問についてです。
皆それぞれの業務を持っているために忙しく、新人と言えど気遣ってくれる人は少なかったのです。
さらに上司は会議で席を外すこともあり、分からないことやトラブルが起きても自分で処理しなければなりませんでした。
そのため、質問する相手は上司だけでなく関係部署に聞きまわるようにし、自分から行動するようにしました。

2つ目の課題は「自己判断で処理して間違うと多大な迷惑と損害があるため勝手な判断はしない」ことです。
私は製品の情報登録を業務にしていたため、登録間違いによる製品の生産は防がなければなりませんでした。
もし間違った製品を作ってしまうと、営業所やお客様に迷惑をかけてしまいます。
さらに誤った製品を作らせてしまっているため、正しい製品の作り直しをお願いしなければなりません。
私の勝手な判断が工場、営業所、お客様に迷惑をかけるのです。
自分の判断が合っているか、上司や先輩社員、他部署の物知りの年長者に聞いた上で行動するようにしました。

3つ目の課題は報連相についてです。
私は報連相の使い方やタイミングを勉強していなかったため上司や他部署の年長者に「何が言いたいか分からない」と叱責されていました。
当時の伝え方を振り返ると
・報告を聞いてほしいのか
・連絡するので何かアクションしてほしいのか
・困ったことが起きたから相談していてアドバイスをもらいたいのか
どれに当てはまるか考えずに話していました。
今では報連相のどれに当たるか、さらに自分なりの考えを+αで伝えています。
そうしてきたおかげで上司との関係は「仕事をより良くする仲間」になれたと思います。

課題クリアの習慣は、仕事に必須

自分の課題や部署の課題は、誰にでも、どこの会社にもあると思います。
課題を解決できた経験は自信につながり、さらなる挑戦につながるでしょう。

私は仕事や自分の課題をクリアしていったことで、少しずつ責任の重い仕事を任されるようになりました。
今ではプロジェクトの一部を任されるようになり、充実した社会人生活を送れています。

★イノウエさん
・ブログ:https://kakeikaizen-2019.com/novel-life/